ゴールデンエイジ


最近、家族に良くないことが続けざまに起こってしまっていて、悲しい思いをしています。そのせいか物心ついた頃をよく思い出すんですよね。
時間がゆっくり流れていてね。両親も若々しくてね。暇さえあれば自転車でウロウロしたり、原っぱで野球をやってた、なんの不安もない穏やかな日々が永遠に続くかのように思えていたゴールデンエイジ。

根子岳ってなんであんな形してるの? あの鉄塔のある山まで自転車で行ってみようよ。今日は風が強すぎて凧揚げは無理だね。ねぇねぇ知ってる?水たまりに浮いてる油を靴裏に付けると靴が軽くなるんだよ! わー散弾銃って初めて見たよ、この剥製の孔雀っておじさんが山で捕まえたの? ◯◯君があの森でカブトムシを捕まえたんだって、けっこう近所にいるんだね。これが天の川?大きね! 山芋ってこんなに深いんだね! ごめんなさいキャッチボールしててガラス割っちゃった。買ってもらったばかりのサッカーゲーム、30分で壊しちゃった。この木どこまで登れるかな? この空き地に穴掘って秘密基地作ろうよ。夏休みに借りた本二冊、一日で読んじゃったよ。◯◯さんは◯◯くんが好きらしいよ。子牛が川を走ってたよ! 車掌さんって乗ってきた人の人数や座った場所を覚えてるの? 宇宙戦艦ヤマトがあるから歯医者行きたくないなー。なんでジャイアンツの試合中継って毎日やってるの? ゴム飛びにかててもらってもいい? 駄菓子屋さんにアイス買いに行こうよ。自転車、補助輪なしで乗れるようになったよ! お母さんが作ってくれた服、首元がチクチクするよ。ねぇねぇお父さん一緒に野球やろうよ、僕大きくなったら野球選手になってホームランバッターになるんだ!

僕が打った打球は高く舞い上がった。風を越えて、雲を超えて、太陽の向こうまで。父親は歓声を上げ、僕の手には心地よい感触だけが残った。
ゴールデンエイジ。

アヤナ – Kudow’s Lyrics #33


アヤナ

誓う合う約束は 秘密の魔力を帯びて
響き合うの アヤナ
とてもきれい アヤナ

息を切らす木馬は 今にも壊れそうで
走れないの アヤナ

教えて 迷い捨てて 理由は何 すべてを今
さらけ出してみせて 途方に暮れる前に

胸を開いてみせて 跪いてみせて
約束して アヤナ

迷い捨てて 望みは何 すべてを今
さらけ出してみせて 途方に暮れる前に

胸を開いてみせて 私の名前を呼んで
約束して アヤナ

誓う合う約束は 秘密の魔力を帯びて
跪いて胸を開く アヤナ

※ 6月の7日間
※ All Rights Reserved.

11

 – Kudow’s Lyrics #32


11

祈りは 焼けた雲に遮られ
いまでは 触れる君の頬 水よりも冷たい

儚さ 空の箱の中にある
カラカラ 音を立てて響くだけ

僕らが生きる世界は 危うい気配に満ちて
信じるに値するは あなたの体温なのに

過去は 未来は 夢は 嘘は 愛は 畏れは
揺れ こぼれ落ちてしまう

祈りは

僕らが生きる世界は 危うい気配に満ちて
触れる君の頬は いまでは 水よりも冷たい

※ 6月の7日間
※ All Rights Reserved.

紫のストール

 – Kudow’s Lyrics #31


紫のストール



重さをなくすほど

カラカラ私の心は

損なわれている

いまにも壊れそう

こなごな私の胸には

何かを秘める



紫のストール



否定の月日さえ

あやふや未来を案じて

言葉に詰まる

口元隠すのは

紫のストール

何かを秘める



紫のストール



見失わないよう 紫に染める

※ 6月の7日間
※ All Rights Reserved.

詩人 – Kudow’s Lyrics #30


詩人


読みかけのまま閉じる
古い詩人の理想
苦笑いだけ残る
指輪を外したままの夏の日

ただ密かな憧れは
変わらないまま

読みかけのまま閉じる
古い詩人の理想
溶け落ちるように思う
僕のノートは未だ空白

まだ密かな憧れは
変わらないまま

※ ソロ弾き語り用の曲です
※ All Rights Reserved.

ゆきゆきて – Kudow’s Lyrics #29


ゆきゆきて

独り迷い行く 呼ぶ声も聞かず
否定の月日は君の 内側に火を付ける
燃え尽きる 冷たいままで 灰になる


いまでは 淡く日は暮れなずみ
ゆきゆきて 月明かり

いまでは 君の背は消えゆき

ゆきゆきて 霞みゆく

月明かり微か 荒れた野を独り
見張れば手が届きそうな 君の影を認める
手を伸ばす いま確かに 手に触れた

いまでは 闇は消え温かに
ゆきゆきて 夜が明ける
いまでは 君の元たどり着き
ゆきゆきて 抱きしめる


再生の 君と僕との 物語

※ Sekkyow Boys
※ All Rights Reserved.

情感 – Kudow’s Lyrics #28


情感

情感の扉には 固く鍵をかけておいた
隠してたその鍵は 思いがけずに解かされた

僕がひそめ続けた 声はこぼれ始めた
それはリズムをまとい 君に魔法をかけたのさ

答えなど求めずに 過程の望むままにいて
突然の贈り物 くちづけで受け入れたの

僕は不確かなまま 君に急ぐのはなぜ?
距離は不自然なまま 君に魔法をかけたのさ

重たく染まる 心に添える



僕は不確かなまま 君に急ぐのはなぜ?
距離は不自然なまま 君に魔法をかけたのさ

情感の扉には 固く鍵をかけておいた
隠してたその鍵は 思いがけずに解かされた

理由など求めずに 君に魔法をかけたのさ

※ Sekkyow Boys
※ All Rights Reserved.

黒い木馬 – Kudow’s Lyrics #27


黒い木馬

共有しようこの苦い感触を
今の僕には重すぎる
理由は僕にあって同じ場所を回り続ける
時間をかけて受け入れよう

バランス崩しても僕の木馬は走る
日差しを避けて影を往こう

やがて僕らに音と光溢れる
君の姿を見失う
螺旋を描き心揺らしながら走らせる
諦めを急がせる

生まれるみたいに深く沈んでいくよ
初めて泳ぐ海の中
バランス崩しても僕の木馬は走る
日差しを避けて影を往こう
黒い木馬で

生まれるみたいに深く沈んでいくよ
初めて泳ぐ海の中
バランス崩しても僕の木馬は走る
日差しを避けて影を往こう
黒い木馬で

※ Sekkyow Boys
※ All Rights Reserved.

AM5:54 – Kudow’s Lyrics #26


AM5:54



夢を見たの 悲しい夢

わたし泣くの 朝が来るまで


夢を見たの 切ない夢

わたし泣くの 朝になるまで



夢は 朝が来るまで
夢は 朝になるまで



夢を見たの 愛しい夢

わたし待つの 光こぼれる朝を

※ Sekkyow Boys “Sekkyow Boys” Track #05
※ All Rights Reserved.

ギリギリ – Kudow’s Lyrics #25


ギリギリ

西行きのバスの後部座席 突き上げるような揺れの中
祝福の雨を巻き込みながら吹き抜ける生ぬるい風
曲がった道路標識 使うことのない非常扉

降車ボタンを押そうと手間取る老人の姿
大事な話があったんだけど 今日は言いそびれてしまった

ギリギリさ 僕はもう
ギリギリさ 僕はもう

たいしたことなんてないのに 困った振りでごまかした
よっぽど自信がなかったんだ それはいつものことだけど
饒舌に危うい塔を積み上げてみても

塔の明かりは濃い霧に包まれ君の心を照らすこともない
大事な話があったんだけど 今日は言いそびれてしまった

ギリギリさ 僕はもう
ギリギリさ 僕はもう

デカダンスなエッセンスは乳白色
君の目に映る僕はモノクローム
空になった酸素ボンベ
串刺しのグレープフルーツ
矛盾と閉塞の感覚は手に余る

床に転がる風邪薬とワイン
蝶の標本から剥がれ落ちた羽
縮み続ける僕の肺にみるみるうちにカビが生えて
もう息も出来そうにない
大事なことをひとつだけ君に伝えたかったんだけど
今日は喋りすぎてしまった



ギリギリさ 僕はもう
ギリギリさ 僕はもう

※ Sekkyow Boys “Sekkyow Boys” Track #02
※ All Rights Reserved.