2009年6月アーカイブ

So Real

So Real / Jeff Buckley


Love, let me sleep tonight on your couch
And remember the smell of the fabric of your simple city dress

Oh... That was so real

We walked around 'til the moon got full like a plate
The wind blew an invocation
And I fell asleep at the gate
...And I never stepped on the cracks 'cause I thought I'd hurt my mother
...And I couldn't awake from the nightmare
That sucked me in and pulled me under
Pulled me under

Oh... That was so real

I love you..
But I'm afraid to love you

I Love you
But I'm afraid to love you...

Oh... That was so real


愛する人よ、今夜は君のカウチで眠らせて欲しい
その飾り気のないシティドレスの生地の香りを思い出したいんだ

それはとても生々しかった

僕たちは散歩した、皿のような満月が昇るまで
風は祈りを吹き払い
僕は門の前で眠りに落ちた
...夢の中でも道の継ぎ目は踏まなかったよ、母さんが怪我しちゃうといけないからね(※)
...けど悪夢から覚めることはなかった
それは僕を飲み込み、引きずり込もうとするんだ

とても生々しかった

愛しているよ
だけど怖いんだ

愛してる
だけど君を愛することが怖いんだ

それはひどく生々しかった


日本語訳は夢見るロマンチック・ロックおじさんである僕が、僕の好みで超意訳しました。あまり気になさらないでください。
(※)← は「道(石畳?)の継ぎ目 "crack" を踏むと、母親が怪我をする」という迷信による表現だそうです。

最近はこの曲のような心境で過ごしてました。夢のようで生々しい。ダウナー気味(笑)
例えば、何気ない事象であるAとBが絶妙なタイミングかけ合わさると、想像もしてなかった事象X(エックス)に突然トランスフォームすることってないですか?(笑) 自分で勝手に大げさな解釈をしているだけなんでしょうけど。
自分のターニングポイントになった時期を思い出すようなきっかけが幾つかあってね。その頃の自分の気持ちを思いだしたり、今の自分と照らし合わせたり、過去や将来の自分に問いかけてみたり、とても混乱しています。
世の事象は全て偶然なのかもしれません。だけどロマンチックなロックおじさんの僕は、必然を信じ必然に希望を持つ方が「らしい」のかもしれませんね。

GRACE AROUND THE WORLD を見た

ヒトは他者との距離を測ることで自分の存在を認識するものなのだそうです。
距離とは、物理的なものと心理的なものを合わせた複合的感覚。他者との距離を測り、他者から跳ね返ってきたもので自己を形作り、自分の居る座標を確認するのだとか。
他者とは、家族や職場や学校で出会う人はもちろん、直接には関係を持たない過去現在の著名人だったり芸術的著作物だったりもするでしょう。

僕が音楽をやる上で判断基準/目標にしているアーティストのひとりがジェフ・バックリーです。もちろん彼の創造性にはおよびもつかないのですが、僕にとっては普遍の輝きを放っている憧れの対象であり、迷いそうなときには真っ先に探し、進むべき道を示してくれる永遠で絶対的な存在のひとりです。

30歳の若さにして不慮の事故でなくなった彼の12回忌を記念してリリースされた作品がこの「GRACE AROUND THE WORLD」。海外版とは仕様の違いがあるのですが(映像無しのライブ盤CDが付いてたりするみたい)、インタビューと歌詞に字幕が付いてるDVD2枚組の国内盤が断然オススメです。

GRACE AROUND THE WORLD [DVD] / Jeff Buckley


前回のエントリーではジミヘン商法などとちゃかした表現を使いましたが、届いて内容を確認したら(僕にとっては)とんでもないお宝DVDでした。ディスク1(GRACE AROUND THE WORLD)は初見のライブ映像やインタビュー映像がほとんどで、ディスク2(Amazing Grace)のドキュメンタリーはジェフと親交のあった人物が2004年に制作したもの。僕はリアル号泣してしまいましたよ。

ディスク1で演奏の合間に挿入されているインタビューがこれまた涙もの。ジェフの音楽に取り組む姿勢がよく分かります。

僕たちの生きる社会はアートを殺す。社会は詩的なアプローチを嫌い、直感から生まれるものを軽視し、表現者は軽視され、アートの源は軽んじられている。

いつもGRACE(←日本語に適切な言葉がない)を求めていたい。GRACEがあれば銃に手を出さずに済む。

物事の本質をとらえると調和が生まれる、幸福に近づける。僕は根幹を知りたいんだ。

皆さんもきっと青臭くて読んでられねーよと思ったことでしょう。誰にも縛られたくないと盗んだバイクで走り出しそうですもんね。←若い人は分かんないだろうな。
でもね、ジェフは大マジなんです。しかもこの理想が彼の音楽では技術的にも精神的にも極めて高い次元で具体化されているのです。少なくとも、僕はそう感じます。僕は彼の音楽を聴くと、誰にも見せたことがない心の奥深く柔らかいところを鷲づかみされたような感覚になってしまうことがあります。正直に告白すると、取り乱してしまうことすらあります。セールス的にはぱっとしないジェフですが、できるだけ沢山の人に聞いてもらいたいと思っています。

ジェフの残した唯一のオリジナルアルバム「GRACE」を紹介したいと思ったのですが、アマゾンで検索したかぎり、現在国内盤はシングル抱き合わせ企画盤だけみたいです。ちゃんと調べてませんけど(笑)。

GRACE+EPs [Limited Edition] / Jeff Buckley


値段が高いのになぜこれをオススメするかというと、ディスク3に収録されているライブバージョンの「Mojo Pin」が最高だから! 導入部が "Melt on your tongue ♪" ってやつです。14分弱もあるアレンジになってますけど、僕はベストテイクだと思ってます。痺れますよ!

このDVD「GRACE AROUND THE WORLD」のおかげで、地に墜ちていた感のある僕のミュージッシャンとしてのモチベーションがちょっと上向いてきました。彼のような表現者にはなれないけれど、彼の選んだものと同じ道を選んだつもりでしたからね。

皆さんもぜひジェフの音楽に触れてみてください。
最後に YouTube からいくつか。










Hallelujah / Jeff Buckley

今日のジュリ【022】

かわいい写真が撮れたのでアップ。

090603.jpg
































ジュリくんは近ごろとっても元気!
毎晩走り回っています。今年で8歳ですが、ジャンプ力も健在です。
いつまでも一緒にいられますように。

ただの日記【028】

個人的に興味津々なニュースを幾つか。


【ジェフ・バックリー新作リリース】
◆グレース・アラウンド・ザ・ワールド(国内盤)

◆Grace: Live Around the World(US盤)

未発表ライブとドキュメンタリーだそうで ... なんだかジミヘンみたいな扱いになってきましたね(笑)、買うけどさ。ドキュメンタリーって「グレース:レガシーエディション」に入ってたヤツと同じじゃないですかね? 買うけどさ。
皆さんも機会があればジェフを聞いてみてくださいね。僕は90年代の唯一の光だと思っています。


【サカつく6が出るらしい】
サカつくポータルサイト
サカつくポータルサイトで「サカつくをつくろう!キャンペーン」なるアンケートを実施しています。サカつくファンの皆さんはぜひご協力を。
リリースは早くて今年の年末、もしかして来年のJリーグ開幕の頃といった感じでしょうか。早く出してー。


【新型PSPリーク情報】
新PSPはスライド式の 「PSP Go」、UMD廃止・Bluetooth内蔵 (動画・写真追加) Engadget Japanese
噂の PSP Go ですが、この写真はマジですかね? 新型が出るのは嬉しいですけど、デザインがずいぶんダサくないですか?
UMDバージョンと併売って話ですけど、このデザインはホントかなぁ...。


てなわけで、おやすみなさい。

未だもって受け入れがたい。

私ごときが清志郎さんを語るなど恐れ多いですが、影響を受けた一人として書かせていただきます。

清志郎さんがRCや「い・け・な・いルージュマジック」で世間を席巻していた頃、僕は小学生でした。当時中学生だった兄が聞いていたRCのライブ盤を聞きかじり、テレビの歌番組でけばけばしいルックスながらも清らかなオーラを放っていた清志郎さんの姿が目に焼き付いています。清志郎さんの訃報に矢野顕子さんが「心の美しさが歌に表れている人でした」といった内容のコメントを出されてましたが、子供だった僕にはその清志郎さんの「心の美しさ」が響いたんでしょうね。声質の素晴らしさもありますが、聞き手の深い部分に訴えかける何かをお持ちだったと思います。
僕は清志郎さんに歌詞の書き方を学びました。もちろん直接学んだわけでなく、RCのレコードを聴いて一方的に学んだという意味です。韻の踏み方、日本語のビートの乗せ方、日本語の発音の生かし方、比喩的表現、ダブル(トリプル)ミーニング、感情や風景の切り取り方、対象に踏み込みすぎない表現をすることでよりいっそう歌の世界に幅と広がりを持たせる技法、そしてなによりも愛と真摯に前向きな姿勢。
日本のポピュラーミュージックに多大で美しい影響を与えた、とても重要な人物を亡くしてしまったと悔やんでなりません。まさに巨星落つ。
心よりご冥福をお祈りいたします。
清志郎さんがいなけりゃ夜は暗い。春の日差しの中も、とても暗い。

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